『ミツバチ』
パリのオペラ座の屋上でミツバチを飼っているという話を読んだ。
もちろん、蜂蜜をとるため。
確か東京でもミツバチが飼育されていると聞いたことがある。
パリのような都会でも養蜂ができると知り、少しロマンティックな感じがした。
一匹のミツバチが一生のうちに集められる蜜は
ティースプーン1杯ほど。
あまりにも少ない気がする。
でも、それが事実。
ミツバチが一生を費やして、集められる蜜の量がティースプーン1杯ほど。
蝉は3~17年を幼虫として地下で生活をして、2週間ほどの地上生活を送る。
こんな話を思い出すたびに、命の儚さと美しさを感じる。
人生を80年とした時、僕はいったいどれだけの人と関わりあえるのだろうか。
どれだけの素敵な出会いが出来て、素敵な経験が出来るのだろうか。
1日に10人の新しい人と出会い友達になり続けていっても、
生きている内に、世界中の人全員と知り合うことは出来ない。
その中で、僕がこれから新しく出会っていく人たちが、
どれほど貴重で奇跡的な出会いで、大切な存在なのかを考える。
もちろん、今出会っている大切な友達もそう。
1つ1つの出会いを大切にし、感謝していきたい。
先日雨が降っていた。
明日も関西は雨のよう。
もし、パリにも雨が降っているなら、
ハチたちもきっと休みだと思う。