『ヒューリスティクス』
僕の人生のどこかの時間を集中して使って、
あの人を喜ばせなきゃならない。
あ。
HiRoです。
いつもご覧頂きありがとうございます。
今日は、少し心理学を使って
ビジネスの話をしたいと思います。
ヒューリスティック(ヒューリスティクス)という言葉があります。
これは
ある問題が発生した時に、
それを簡易的に解決出来るようにするための手法
というものなのですが、簡単にいえば直感とも言えます。
例えば、
・行列のあるラーメン屋と客数0のラーメン屋
これだと、おそらく行列のあるラーメン屋の方が
美味しいのだろうと判断します。
・学校で窓ガラスが割られたという話があった時に
A学校とB学校(不良が多く、評判の悪い学校)
と仮定した場合、おそらくB学校で割られたと判断します。
不思議なもので、手がかりが少ない中で判断してしまうのですが、
これがヒューリスティクスと呼ばれるものです。
人は、その情報が正しいかどうかを
明確に判断するのに、時間を要する場合断片的な情報と
今までの情報から判断を自動で行なってしまいます。
ビジネスにおいても、この影響力をうまく使う事で
売上の増加につながります。
単純に「値上げをすればいい」
というわけではないですが、
こんな事例が実際に起こっています。
———
とある宝石店で、ターコイズ(トルコ石)を販売していました。
残念ながらそのトルコ石は、値段の割りに質のいいものでしたが
売れませんでした。
店主は、諦めて売り場の主任に
「値段を全部1/2にしておいて」
と置き手紙を残して、仕入れの出張に出ました。
出張から戻ってくると
ショーケースのトルコ石は全て完売していたのですが、
驚いたのは価格。
主任は間違えて、
1/2にするのではなく、
2倍に設定して販売していました。
2倍にした事で、売れたのです。
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ここでも、ヒューリスティクスが働いています。
単純なことですが、宝石に詳しく無いお客さんが
「高いもの=良いもの」
と判断したのです。
実際には、どういう石なのか、値段との釣り合いは取れているかなどを
しっかりと考えるべきですが、
そういった手順が時間がかかり大変なため、自動反応として反応したのです。
再度言いますが、値段をあげれば良いというわけではありませんが、
このヒューリスティクスはうまく使う事で
ビジネスへの活用も可能です。
今後も、ビジネスで使える心理学というものも
アップできればと思いまいす。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
HiRo