知らないだけで年間100万円の損をしている可能性
ここでのお話は、旅好きな私が色々と調べて得た情報をまとめたもので、旅行が好きな人であっても、そうでない人にも知っておいて損はないお話です。
たぶん、普通に生活してる人の95%はこの事実を知らないと思います。
話の内容は、マイルについての話ですが、普段、何気なく貯めているTポイントや楽天ポイントと「マイル」が同じ価値と思っているなら、それは大きな間違いです。
その理由を知らないあなたは、知らないことによって年間100万円以上の損失を出している可能性があります。
この事実を知って、実践された方は100万円以上の得をする話ですので、最後までお付合いいただければと思います。
そもそもマイルって何?
そもそもマイルとは何か。
それは、一言で言えば「航空会社のポイント」という表現で終わりです。それ以上でもそれ以下でもありません。
ただ、この航空会社のポイントが、航空チケットに変えることができたり、ホテルに泊まれたり食事券に変えられたりと色々と活用できるんです。
私は、マイルについてよく知らなかった時、移動手段は主に新幹線を使っていました。主だった移動は東京-大阪間でしたが、基本的には新幹線で移動していました。
飛行機を使う場合にも、LCCなどの格安の航空券をなるべく安く買って移動していました。
なぜそうしていたか?
それは、
- JALやANAの飛行機移動は新幹線よりも高いと思っていたから。
- マイルの価値を知らなかったから。
そして、マイルとは飛行機に乗った時に、距離に応じてもらえるポイントという程度でしか理解していなかったからです。
マイルを貯める場合でも、
- 飛行機に乗って貯める
- 日々のショッピングで貯める
という程度でしか認識していませんでした。(これは実際には当たってたわけですが…)
実際にはなかなか貯まるものではなく、マイルの価値も他のポイント(Tポイントや楽天ポイント、nanacoなど)と同じで
1マイル=1円の価値だと思い込んでいました。
ですが、よくよく調べてみると、それは大きな間違いでした。
『日々の買い物をクレジット決済にする』たったこれだけでマイルは意外と貯まる!
まず、マイルは意外と貯まります。
日本人特有のものだと思いますが、普段のお買い物の90%は「現金」で支払いをしていると思います。(人によっては100%?)
こんなこと言ってる私も例外ではありませんでした。基本的には現金払いで、ネットで買い物をするときくらいしかカード決済なんかしてませんでした。
ですが、 マイルを貯める場合、クレジット決済に変えることで、100円=1マイル以上で貯めることができます。
そして、合わせてポイントサイトを活用することで、「100円=◯マイル」とマイルへの還元率を上げることも可能です。
このことを知ってから、私はクレジット決済が可能なお店では、基本的に全てクレジットカードで支払いをするようにしました。
それこそ、コンビニで100円のコーヒーを買う場合も全てです。
※Apple Payを主に使っているので、カードをわざわざ出さなくていいのは非常に楽です。
普通に考えて、現金払いでは還元ゼロ。何も特典なんてないのに、カード払いにしたらポイントなど、何かしらの還元がある。
そう考えた時に、クレジット決済にしていくことが、どれだけの得かと感じてきました。
今までと同じ生活をしてどれだけ変わるのか?
一般家庭であれば、ほとんどの支出をクレジット決済にしたら、おそらく年間で200〜300万円の決済は可能だと思います。これは、何も「贅沢をする」というわけではなく、ごくごく普通に今までと同じように生活した場合の金額です。
これをマイル数にした場合、仮に還元率が
1%=20,000〜30,000マイル
2%=40,000〜60,000マイル
3%=60,000〜90,000マイル
4%=80,000〜120,000マイル
を年間で得れることになります。
これって凄くないですか??
現金払いであれば、何もないんです!でも、クレジット払いにしただけで、これだけのマイルを得ることができる。
今まで通りの全く同じ生活で同じ支出をしているのに、
現金→還元ゼロ。
クレジット払い→20,000〜120,000マイルの還元
この差は凄いと感じませんか!?!?!
航空チケットとの交換で初めてわかる、マイルの驚愕の真価!!
クレジット決済にすることで、年間で数万マイルを手に入れられることはわかったけれど、結局マイルは1マイル=1円の価値じゃないのか?
となってくると思います。
結局マイルってどれくらいの価値なのか??
※ここでは、貯めやすさの観点から、ANAマイルを前提にお話していきたいと思います。
まず、1マイル=1円という勘違いについてお答えしていきます。
実際、マイルで航空券を購入した場合に、1マイルはどれくらいの価値になるのか?
恐らく、驚愕の事実だと思います。
国内線利用の場合
国内線を利用した場合の事例は、大阪−沖縄便を例にしたいと思います。私の友人の間でも沖縄はとても人気でよく旅行に行っています。
ANAの場合、時期によってローシーズン(L)、レギュラーシーズン(R)、ハイシーズン(H)とわかれており、それぞれの時期(シーズン)で消費するマイル数が異なります。
時期によって航空運賃が異なるのと同じですね。
大阪−沖縄の航空券をマイルで購入する時のマイル数(往復)は上の図の通り通りになります。
ローシズン(L):14,000マイル
レギュラーシーズン(R):18,000マイル
ハイシーズン(H):21,000マイル
レギュラーシーズンの場合
今回は、年間の中でもっとも期間の長いレギュラーシーズンでの価格比較をします。レギュラーシーズンとは上の図の通り
3/1~3/15、5/7~8/9、8/21~11/30
で必要マイル数は
レギュラーシーズン(R):18,000マイル
です。
ここでは、適当に夏休みという想定で、7月30日〜8月2日で考えてみたいと思います。
<行き>
この日の価格は、16,900円〜50,800円でした。
普通運賃であれば、50,800円するので、旅割を利用した場合(16,900円)で考えます。
(旅割:出発○○日前までに予約・購入をすると受けられる割引運賃サービス)
<帰り>
反対に帰りです。この日の価格は、19,200円〜56,300円でした。
こちらも、普通運賃であれば、旅割を利用した場合(19,200円)で考えます。
<<往復運賃>>
結局ところ往復での航空運賃は
¥16,900 + ¥19,200 = ¥36,100
これをマイルと比較すると
¥36,100 ÷ 18,000マイル = 約2円
つまり、1マイル = 約2円 の価値ということになります。
ちなみに、普通運賃で利用した場合は
(¥50,800 + ¥56,300)÷ 18,000マイル = 5.95円
普通運賃で利用(直前に予約などした場合)すると、1マイルが約6円の価値になるということです。
国内線を利用した場合でも、1マイル = 2円〜6円程度の価値があるということなので、1マイル=1円ということはあり得ないのです。
国際線利用の場合
国内線と比べて、驚愕の真価が現れるのが国際線を利用した場合です。
ANAの国際線は、地域ごとにZONEというくくりで分けられています。
このZONEは時期によって、ローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンと消費するマイル数も異なってきます。
<必要マイル>
Y:エコノミークラス
C:ビジネスクラス
F:ファーストクラス
ここでは、割と近場の『香港』(Zone3)と最も遠い欧州の『ロンドン』(Zone7)で国内線と同じレギュラーシーズン(7月30日〜8月2日)で比較したいと思います。
香港の場合(エコノミー・ビジネス)
ZONE3 香港の場合
レギュラーシーズンのエコノミークラスでの必要マイル数は、20,000マイルです。
エコノミークラスの価格は下記の通りで、往復で62,650円です。
1マイル=3.13円の換算になります。
ビジネスクラスの必要マイル数は40,000マイルで、価格は、往復で179,640円です。
1マイル = 4.49円の換算になります。
だいたい近距離であれば、1マイル=3〜5円程度で換算されます。
ロンドンの場合(エコノミー・ビジネス)
ZONE7 ロンドンの場合
レギュラーシーズンのエコノミークラスでの必要マイル数は、55,000マイルです。
価格は下記の通りで、往復で232,880円です。
1マイル=4.23円の換算になります。
ビジネスクラスの必要マイル数は90,000マイルで、価格は、往復で814,410円です。
1マイル = 9.04円の換算になります。
ちなみに、ファーストクラスだったら……
必要マイル数は16,5000マイルで、価格は、往復で2,747,410円です。(←もうわけわからん数字)
1マイル = 16.65円の換算になります。
最終的に1マイルの価値は、最大1マイル=16.65円!?
ざっくりと比較・計算しました。もちろん、シーズンやZONEによって価格は大きく異なります。また、ANAのZONE制度など独自ルールを基準としているので、聞きなれない言葉があってしっかりと理解できていないかもしれません。
結論だけを簡単にいうと、今回の試算・比較で言えば
■国内線利用■
1マイル=2〜5.95円相当の価値(最低でも2円以下にはならない)
■国際線利用■
・エコノミー:3〜5円相当の価値
・ビジネス :4〜9円相当の価値
・ファースト:16.65円相当の価値
となります。今回で言えば
1マイルの価値は最大16.65円です。
まとめ
マイルの価値は、1マイル=1円ではなく、今回の試算で言えば1マイル=2円〜最大で16.65円の価値があります。また、日々の買い物をクレジット決済に変えるなどのちょっとした工夫で、支出は増えることなく、マイルだけが増えていきます。(年間で2万〜12万マイル)
また、ポイントサイトを可能な範囲で活用していくことで、5〜10万マイル程度は貯めることは誰にでも難なく可能です。
そして、マイルで行ける場所は
■国内■
大阪-沖縄:14,000マイル(往復)
東京-北海道:15,000マイル(往復)
福岡-北海道:18,000マイル(往復)
■海外■
韓国:15,000マイル(往復)
ハワイ:40,000マイル(往復)
NY:50,000マイル(往復)
と一例ですが挙げてみました。
旅行が好きな方にとって、こんな嬉しいシステムはないのではないでしょうか?
長期休暇にマイルを使って、旅行に無料で行くなんていかがですか?
100万円の航空券を無料で交換して、100万円のサービスを受けることに最高の醍醐味があるんじゃないか?と私は思います。
しかも一生に一度でなく、毎年です!
毎年普通の生活で普通にマイルが貯まるんですから!?
…凄くない?
また、旅行にはあまり興味がなくても、大切な人にプレゼントすることを考えると、この金額は無視できないレベルだと思います。
現金で100万円を出しての航空券を買える人はほんとうに一部しかいません。
でも、マイルを貯めて100万円の航空券を買うことは誰にでもできるんです。
そのことを知っていただくきっかけにこの記事がなれば、とても嬉しく思います。
最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。